ご挨拶
ABEKIコンサルティング事務所代表 棈木順一(あべきじゅんいち)です。
長年「組込みシステム」と呼ばれる分野で設計・開発をしてきました。センサーやマイコン基板などのハードウェア、組込みソフトウェア、ネットワーク、クラウドサーバーと、システム全体を対象とする設計・開発の経験から、特にIoTの領域での新製品開発や生産性向上が得意分野です。
勤めていたメーカーを定年退職後、2016年から中小企業診断士としてプラスチック加工業や食品工場、CADソフト会社などの経営課題の解決を支援するコンサルティングを始め、現在では延べ120社を超える中小企業様の事務所、工場の現場を訪問し支援させていただいております。
大企業では、業務のデジタル化が着々と進み、IoTをはじめAIやRPAの導入が盛んに行われています。資金力の弱い中小企業でも、低コストで使えるツールが増えてきており、国や自治体の公的助成制度も整備されつつあります。
事業の経営判断をデータに基づいて行うデータ経営は、リソースが限られている中小企業こそ必要性が高く、逆に導入すれば迅速に効果が出てきます。
課題は人材育成・組織活性化です。ITツールを導入すれば自動的に業務効率が上がるわけではありません。ヒト、モノ、カネ、情報の流れが全体最適で整流化、効率化されることが重要です。情報の価値は、社員の行動が変わることです。現場の社員の考え方と行動が変わるIT・IoT・AI・RPAを駆使したデータ活用と業務改革を現場の業務実態に即して、企業の経営状況に応じた施策で支援します。
時代の流れとともに従来の事業の先行きが見通せなくなり、新製品を開発したい、あるいは新たな事業の柱を立てたい中小企業にも、これまでは無かったチャンスや心強いツールが出てきました。ヒト、モノ、カネ、情報で分けて説明しましょう。
ヒト:現在、大企業の多くは社員の副業を認めており、フリーランスも増加しています。クラウドソーシングなどで、必要な能力を必要な時だけ発揮してもらうことができるようになりました。
モノ:コンピュータ、ネットワーク、ソフト、そしてAIが安いコストで必要な分だけ料金をはらうクラウドサービスで利用できるようになりました。電子デバイスなどのハードウェアも台湾製、中国製の低価格なものが手に入ります。
カネ:経産省のものづくり補助金、東京都の新製品・新技術開発助成金のほか、各種融資制度があります。また、クラウドファンディングを使って新製品開発の資金集めをすることも可能になりました。
情報:Webには多くの情報が公開されており、工夫すれば有益な情報を探し出すことが可能ですが、強い味方はChatGPTなどの生成AIです。的外れな回答も中にはありますが、知識・経験がない分野について目的や背景を示して質問すれば、公開情報に基づいて分かりやすい日本語で整理した回答をしてくれます。
メーカーでの新製品開発の経験に加え、ベンチャー企業の新製品・新サービスのマーケティングの支援や老舗企業の新製品開発・新事業立上げの支援を数多く経験しています。経営と技術を総合した支援が可能です。ご興味がございましたら、お気軽にご相談ください。